気象レーダー検知して無線LANの11ac/11a/11nが停止して社内から苦情・・・

Panhead

2017年04月14日 20:58

今日は、毎朝とおる段子川の桜。歩いて行ける範囲だと、ここが限界です。 

今日は、社内で無線LANの障害が有ったのでソレを記事に。

社内には無線LANのアクセスポイントが4機あり、天井にひっついているのですが、ここんところ4月に入りたまに調子が悪くなり、社内から苦情が寄せられていました。 で、今日は続々と社員から苦情が増えた為、やむを得ず調査をした所、それらしきログを発見。

CAC というキーワードを頼りに検索した所、なんとレーダー探知して、電波送信を停止した様子。解決しそうな雰囲気があるのですが、結構困る。

Apr  7 19:19:49 wa01 [XX:XX:XX:XX:XX:XX AP01] : WIRELESS: wl0: 11a : Wireless driver halted due to MI_GPO failed.wlc_led_module_update:6418: CAC status change: 2 to 1  ch 102
Apr 11 10:23:46 wa01 [XX:XX:XX:XX:XX:XX AP01] : WIRELESS: wl0: 11a : Wireless driver halted due to MI_GPO failed.wlc_led_module_update:6418: CAC status change: 2 to 1  ch 102
Apr 14 10:35:45 wa02 [XX:XX:XX:XX:XX:XX AP02] : WIRELESS: wl0: 11a : Wireless driver halted due to MI_GPO failed.wlc_led_module_update:6440: CAC status change: 2 to 1  ch 110

無線LAN電波なんて、社内しか届かない電波なのに・・・この記事にかかれていました。

第37回 IEEE 802.11hのはなし - 日経テクノロジーオンライン 

日本では W53、W56 帯チャンネルを使うアクセスポイントに対して義務付けられている機能で、航空気象(軍事)レーダの電波を検出した場合は、10秒以内に電波発信を停止しなければならない。と、そんな法律があるらしいのです。

確かに近くには陸上自衛隊がある・・・・。
ログから検索すると2月3月は無いのに、4月に入って3回程キャッチしているってことは、なにかしら警戒してレーダー探知をしているのだろうか?
新人研修がてらレーダー発しているのだろうか?

百W単位の送信電力を持つレーダーに対し、桁違いに低出力(30mW程度)の無線LAN機器が「電波を譲る」ことをナンセンスと批判する声もありますが、気象レーダーは数十キロ先の雨粒からの反射波を拾わなければならないので、送信電力は大きくとも受信電力は極めて小さい(-100dBm=0.1pW程度)のです。-100dBmの信号を+20dBのマージンで拾うと仮定し、例によってフリス公式に発信電力15dBm(31mW)、自由空間伝達(係数 2.0)、受信電力-120dBmを代入すると5.6GHzでは実に24kmも飛ぶ計算になります。レーダーを運用している組織が無線LANを警戒しDFSの実装を要求してくることを、一概にナンセンスだとか既得権益への固執だとか批判はできないと思います注2)。第37回 IEEE 802.11hのはなし - 日経テクノロジーオンライン 

ナンセンスと思いたいけど、しょうがないな。
業務上、苦情が寄せられるので、避けて通るしかない。

そろそろ散り始めてますね。

段子川は桜の葉っぱでいっぱい。あの風じゃ散るよねぇ。


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