2015年11月13日 23:12
数年前のオフィスの移転のタイミングで、固定電話を完全な SIP (IP) 化しようとしましたが、ボタン電話やパーク的な問題もあり、さらには無線LANやスペックの問題もあり、スマートフォン化は行うことが出来ませんでした。
で、今はこんな構成で落ち着いています。
当初は、今までのボタン電話的な機能が使える 「ひかり電話対応」 NAKAYO VC-SIP「」 CⅡ だけを使って構成していましたが、 現在は Asterisk11 と FUSION パッチを使いスマートフォンは Asterisk 側へレジストし、NAKAYO VC-SIP「」CⅡ と Asterisk11 間をトランク的に直接繋ぎ、以下のような構成を実現しています。
ただこの構成では問題があって、パークに入った外線着信や、他の電話機あてをピックアプすることが出来ない・・・^^;
直接 VC-SIP「」CⅡへレジストしていれば*系の操作でピックアップできるんですけどねぇ。これまたレジスト周りが不安定なんですよ。さらには ulaw でしか通話出来ないし。
なのでもピックアップは捨てて Asterisk へレジストすることにしたんです。
あと、スマートフォンは g729 が無いと外出先では無理、という判断です。
そのため Asterisk11 には G.729 モジュールを購入し、スマホのアプリもg729コーデックを購入してテストしています。
でも、一応、この段階で落ち着き。実運用に入り、バリバリ実回線として運用に入っています。
アプリの検証にあたって g729 コーデック、色々買いました。
Android から iOS まで、g711(ulaw) じゃ無理、gsm で妥協したくないので g729 はデフォルト必須だなという判断で購入しまくりました。
やはり今でも g729 は最低限必要と考えていますので、購入して良かったと思っています。
Android
iOS
これだけ試して、今のところ Zoiper + g729 が処理が早くて安定して話ができます!
スマホのスペックが良ければ ulaw でも行けると思いますが、もう外出先でも社内でも g729 で統一してしまいました。
前まではBria系を使っていましたが、回線上のアップロード(喋った声が相手に伝わりにくい)側が弱かったので、Zoiperを試してみたところ、いい感じ。
Zoiperはアプリ自体も素早いしg729も遅延なく会話も好調で安定しています。
一方デスクトップPC側は ulaw です。でも社内LAN、Wi-Fi (11n/a 144Mbps) で使っている限りは、とくに問題は無さそう。
X-Lite や Zoiper を使っていますが、ulaw で遅延なく会話出来ています。
ということで、さらっと書いてみました。
もう一つ。こんな書き込みを、何処かで見かけました。
おそらくホームゲートウェイが対応していないだけだと思いますが、対応するといいですね。
自宅はNVR500でひかり電話を収容しているけど、asteriskとg729をNVR500に実装してくれるとありがたい 笑