2009年度の情報セキュリティ投資

Panhead

2009年05月10日 12:28

弊社はデータセンターでサービスを提供している関係で、お客様の情報を守る為にもその部分の情報セキュリティ投資は、弊社のような中小企業規模としては結構大きな投資をしていると思います。皆様のところでは情報セキュリティに対する投資の状況はいかがでしょうか?

IDC Japanが2009年5月11日発表した国内企業の情報セキュリティ対策実態調査結果によると、2009年度の投資計画で「減少」を見込む企業は30.3%で、「増加」(13.9%)の約2倍強を占め、投資が不況の影響で抑制されている。ただし、個々のセキュリティ対策への導入意欲は高いという。

ビジネスパートナーを選定する際の情報対策には、「非常に意識している」(24.0%)と、「やや意識している」(48.8%)が多く、計72.8%にのぼった。セキュリティが自社内の問題だけでなく、ビジネス上でも重要になってきていることをうかがわせる。IDCは「情報セキュリティ対策が企業活動で顧客情報や知的財産を保護し、企業価値を維持、向上させると認知されてきている」と分析している。

また、情報セキュリティ対策の導入予定時期では、脅威管理、アイデンティティ/アクセス管理、コンテンツ管理など12項目全部で「1年以内」が最も多く、いずれも20%以上を占めた。IDCでは、個々の具体的な対策への投資は引き続き堅調であるとみている。

運用管理に関する質問では、規模が大きいほどアウトソーシングサービスの利用率は高かったが、計画している企業をみると、100人未満の小企業や、250人以上999人未満の中堅および中企業が多く、前回調査より1~2ポイント高くなっていた。今後、中堅企業の需要が拡大するとみている。

調査は、国内の1755社を対象に2月に実施したアンケートをまとめた。


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