BGP、ピアリング、トランジット。
インターネットは、このようなキーワードの交渉でつながっています。
そもそも、インターネットは、LAN と LAN をくっつけて、その LAN を永遠と世界中に繋げたネットワークになります。
ただ、お互いに LAN と LAN、企業LAN同士をくっつける行為自体は、お互いの交渉になってきます。
その交渉に、金銭が関わるか、無いか。繋げさせてもらうのか、繋げてあげるのか。
お互いにメリットが有れば、無料で繋げ合う。
都度こんな交渉をして、インターネットが出来上がったのです。
- 繋げさせてあげる=情報提供(データ送信)=トランジット(データ転送)費用を徴収して繋げさせてあげる
- 繋げさせてもらう=情報利用(データ受信)=トランジット(データ転送)費用を支払って繋げさせてもらう
- お互いさま=友達=ピアリング=無料
だいたい、こんな感じでお金が動いたり、動かなかったりしています。
よく IX という言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、このピアリングの場所として IX が使われるわけです。
IX は LAN(ISP) と LAN(ISP) の中継地点になります。
要は、情報が必要な人は料金を支払う。インターネットは、こんな世界なのです。
今回の記事にある、Hurricane Electric 社。
私も IPv6 トンネリングサービスを利用していますが、日本の1個人にまで ISP サービスを提供している世界最大の ISP になります。しかも無料で。たぶん IPv6 を広めようと IPv6 インターネットを無料で提供しているんだと思います。
おそらく、日本も昔、IPv4 は無料でつながっていたんだと思います。
これって、浜松を 1 団体、遠州を 1 団体として見た場合、どうでしょうか?
遠州の DC に情報が集結すれば遠州の中だけで、情報交換が済んでしまうんですよ。
しかも無料で(安価で ^^;)
ネットが使える仕組みが思い浮かびましたでしょうか?