今度は VMware View です。サーバの仮想化といったら VMware !
その VMware がデスクトップPC までを仮想化した製品が VMware View です。
こちらの検証環境準備を行いました。
そして、市場は急拡大と。
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- 国内クライアント仮想化ソリューション市場、前年比51.4%増 - IDC Japan - エンタープライズ - マイナビニュース
- デスクトップ仮想化市場、2015年度に1251億円規模に――ミック経済研調べ - ITmedia エンタープライズ
- デスクトップ仮想化は損か得か?成功の鍵は適切なモデル選択にあり - 企業変革に効く!デスクトップ仮想化:ITpro Active
デスクトップの仮想化は、一般PCで起動していたOS+ソフトがサーバ上で複数動きます。
当たり前ですが、収容する人数分のスペックが必要になるわけです。メモリー、CPUの共有機能があるにしても、相当なスペックが必要。初期投資が大変なのです。
しかも、いままでの形態とは違ったクライアントOSをサーバー上で動かす為のマイクロソフトの VDI ライセンスなんてのを出してきたのです。さらに、Office 製品はパッケージ製品をサーバ上で動かすことを許可しておらず、ボリュームライセンスのみ対応。
どちらも高く、小さな企業には辛いです。
ほんと、儲かりますねマイクロソフト。Surface をクライアントにするわけですか。
VMware View
VMware View は、アプリ配信、RDP、VDI、全てが行える製品。
これがあれば、デスクトップだけでなく、サーバー仮想化も実現ができてしまいます。
- アプリケーションの仮想化 (アプリケーションの配信)
- RDP (一つの Windows Server OS を複数人で利用する「リモートデスクトップ」
- VDI (サーバ上で、一人ひとりに Windows 8 OS が動く「仮想デスクトップ」
Composer や ThinApp など、まだ設定不足な所はありますが、VDI はどうにか動く所まで辿りつけました。
結果
- さすが VMware、早いし画面も綺麗
- Youtube の動画もスムーズ
- フルカラー
- iPad アプリもスムーズで綺麗
- ただ、検証環境のハードのスペック不足は同じなので、3クライアント程度しかさばけず、残念。
検証はLAN環境からですので、後で WiMAX な遠隔L2TP/IPsec-VPN経由で試してみます。
簡単な VDA-in-a-BOX と比べると、多くのソフトで構成されている VMware View は条件や構築が大変な感じがします。検証なので、とにかく仮想デスクトップを動かすことだけの設定を目指したのですが、それでも結構時間がかかります。準備ができたのは VDI のみで ThinApp や RDP、Composer などの準備までは出来ず。ただ、ハードのスペック次第で時間が大幅に変わりますね。
iPad で VMware View の画面
検証環境
仮想デスクトップ検証#1 と同様。